【嚥下障害は、もはや一般的になりつつある!?】
目次
~嚥下障害への一般的対応とは?~
最近書籍やらTVやらで、
誤嚥性肺炎は、
一般的に認知もされてきたように思います。
それだけ、地域での問題として捉えられるようになってきたのでしょう。
よく医療のバラエティーなどでも、
○○を治療する
として、手術が取り上げられたり、
○○を予防する
として、対処法みたいなことも取り上げられたりします。
でも、
誤嚥性肺炎で手術ってことは、
ほとんど取り上げられることがなく、
予防法として特集されたりするでしょう。
メディアで取り上げられるのは、
だいたいが、
口腔ケア、
舌運動を促すこと
舌骨上筋群の収縮を促すこと
くらいです。
それくらいしか説明出来ないんでしょうね。
当会の講座を受講された方なら、
予防方法は、
それ以外にもたくさんあることを理解されてると思います。
もちろん、
口腔ケアも、
舌の機能を高めることも
舌骨上筋群の収縮力を高めることも大事です。
しかし、
嚥下前誤嚥
嚥下中誤嚥
嚥下後誤嚥
で、
そのアプローチも違ってきますし、
舌骨上筋群以外のことが大事になります。
そのためのアプローチ方法は多岐に渡ります。
どれを選ぶかは、
どこがどう影響しているかによっても変わるので、
人それぞれです。
しかし、
嚥下中誤嚥に関しては、
主には胸郭に付着するモノの影響が関係してきます。
その辺りは、関係性を考慮していくことや、
触れて評価していかないといけません。
理由は、
一般的な評価方法では、数値で表すことも出来ず、
前後評価や、
相手の身体的反応
そして、相手の動きとしての反応、
を読んでいくことが必要だからです。
そのためには、
相手の発信している、
目には見えない情報を受け取る「手」
が必要となってきます。
これがあるのとないのとでは、
評価やアプローチは、
雲泥の差になります。
また、徒手療法を行うには絶対的に必要になってくるのも、
「手」からの感覚です。
そんな大切な評価する手をあなたは鍛錬していますか?
評価する手にするためには、
運動優位の手ではなく、
感覚優位の手にしなくてはいけません。
些細な相手の身体的反応を読み解くために、
まずは相手に触れて見る、
感じてみる、
という意識から初めてみてください。
なかなか一朝一夕では身につかないことですが、
触れて感じる
という
「意識」
の有る無しでも、
受け取れる情報が変わってきますよ!