【Needが定まらない!】
~学生と新人のよくある悩み~
目次
秋になり、気温差が激しくなってきてますが、体調はいかがでしょうか?
さて、
そんな中でも、長期実習の学生を見ていますが、
慢性期病棟にはありがちの、needが定まらない
ってことで苦戦しております。
回復期であれば、見えやすいneedでも、
維持期や慢性期では見えにくくなることが多く、
悩まれる方が多いです。
理由は、
hopeやdemand
を、
need
とする人が多いからです。
英訳をすると一目瞭然ですが、
よくあるのは、
hope=need
になってる人が多いです。
さて、
こういった悩める後輩に出会った場合、
need設定を理論的に説明出来るでしょうか?
結構曖昧なままで、伝えていることが多くないですか?
ここからは、個人的見解です。
needとは、
今一番必要なコト
です。
ENTといったゴールを見据えた状態で、
長期目標
短期目標
と、
ADL動作や基本的動作の実用性に
落とし込んで決めていき、
短期目標を達成するために
「必要なコト」
を
ADL動作や基本的動作の実用性を対象に、
問題となる動作などを観察、分析していきます。
と、ここで必要な情報が、
現病歴や既往歴が今の身体に及ぼす影響、
疾患による予後、
今出来るmaxの能力と
している能力
の把握
です。
これを把握しているから、
目標設定や
need設定が出来ます。
と、
汚いながら、図にしてみたので、
参照してみてください。