「誰でも簡単にできる、口腔ケアの方法」
歯ブラシ使う方法もありますが、
入院患者さんには、
歯がまばらな方や歯が緩い人、
また歯茎が弱い人もいます。
そういった方に、歯ブラシを相手にすることに慣れていない方が行うと、
事故につながる可能性がありますので、
なので、今回は、口腔清拭用スポンジブラシ(ハミングッドなど)を使用した方法をお伝えします。
目次
口腔ケアをする時の患者さんの姿勢について
口腔ケアをする前に、
口腔ケアをされる、患者さんの姿勢が重要となってきます。
ベッド上であるなら、
ギャッチアップ座位30°以上で、
頭頸部過伸展しないようにポジショニングを実施しましょう。
用意するもの
水の入ったコップ、スポンジブラシ、拭き取る紙、ガーゼ
方法
1、スポンジブラシを水で濡らします。
2、しっかりと水を切ります。(嚥下ができない人や不顕性誤嚥を疑うような人に対して行う際は、特に重要!)
3、口腔外の歯槽を奥歯から前歯に向かって食物残差や痰の残差を取っていく
4、次いで、口腔内も同様に行っていく。
5、この時、スポンジブラシが汚くなれば、拭き取り用の紙できれいにし、再度、1,2を行う。
6、そして、舌も忘れずにきれいにしていく。
7、なかなか残差や痰の塊が取れにくいときは、指にガーゼを巻き付け、取り除いていく。
8、口腔ケアをしている際に、唾液分泌が多くなってきたりした場合、吸引でしっかりと吸い出す。
ね!
簡単なもんでしょ?
たったこれだけのことで、患者さんがよっくなっていくのです。
騙されたと思って、1か月続けてください。
思った以上の改善がみられてくると思います。