【嚥下反射の誘発を促通する方法】
さてさて、
今回の題材は、
アンケートでも質問に上がること。
セミナーの中でも、
いくつか、反射を促通する方法をお伝えしてましたが、こちらでも少しだけシェアしてみます。
目次
嚥下反射惹起遅延に対するアプローチ
臨床上、
嚥下反射の惹起遅延の方にお会いすることが多々あります。
さて、
そういった時には、
多くの人は、
反射が問題
として捉え、
アプローチするでしょう。
しかし、
問題として捉えたとしても、
嚥下反射を促通するには?
と考えてた時、
あなたは、どんなことを想像しましたか?
そんなん無理とか、
もしくは、
何個かアプローチ方法が出てきました?
選択として、
アイスマッサージが出てくることが多いように思います。
口蓋弓付近に冷刺激を入れることで、反射を上げようとすることです。
他には、研究でも発信されてますが、
飲み込みを繰り返すことで、反射閾値が下がり、反射が上がってくる
ということ。
この辺は、良く聴くことです。
他には?
となったときに、
冷刺激
が、ポイントであり、
普段無い刺激が入ることで、
反射が促されることもあり、
温、冷の切り替えで刺激を入れることも反射を変えていけます。
更に、面白い研究成果として報告されているのは、
フリスクによる刺激です。
フリスクによる効果
フリスクは、食べると冷感を得ますよね。
その刺激は、しばらく続きます。
フリスクを溶かして、口蓋弓に塗るようにする
それでも反射に変化が出ると。
もう一つの研究成果
もう一つ面白い研究成果として上げられてるのが、炭酸水を用いた刺激。
あのシュワシュワが刺激を促すことで、反射が変化するようです。
でも、
この方法は、なかなか寝たきり患者さんには使用出来そうにないので、
在宅や、
ある程度摂食嚥下機能が高い方
にしか難しいかもしれないです。
もちろん炭酸水の好き嫌いもあるでしょうし。
と、いうことで、
実際に試すことは出来てませんが、
そう言われている、
なら、選択肢の一つとして、やってみるのもアリかもしれないですね!
他には??
P.S.
ちなみに、反射を上げるには、
内部からでなく、
外部からもアプローチできます。
そのための方法が徒手療法です。
P.S.2
なにも嚥下反射惹起遅延は、反射が問題でないことも、多くみられます。
じゃあ、反射でないとしたら、何が問題なのでしょうか??
って考えてみてくださいね。
さて、咽頭期として問題がある状態で、あなたは、どんな選択肢をとれますか?