【舌の根元を鍛える】
目次
basicのセミナーでお伝えしている技術は?
普段臨床で診ている患者さんが、
80歳後半~90代であり、
超慢性期の、
寝たきり患者さんや、
複数の疾患が重なった状態で、
亜急性期的な患者さんを診ることが多いため、
口頭指示が入らない、
運動療法もそこまで出来ない、
ような方を診て、
治していけるような
構成で作られています。
もちろん、簡単な運動療法についてはお伝えしていますが、
そこまで多くはないです。
コンディショニングに重きをおきつつ、
身体底辺レベルから引き上げて、運動療法が出来る状態に持って行く
そのための知識と技術、そして考え方といったプロセスをお伝えしているので、
発信してる内容も、
口頭指示が入ることを想定していませんでした。
回リハや施設、訪問では、運動療法が用いれたり、
口頭指示が入る
ってことがよくありますが、
どう運動療法をしたらいいのか?
ってのも疑問にあがったりするので、
一つ、簡単な方法で、
且つ、
家族さんや、本人に
自主トレとして指導することもできる手法をお伝えします。
舌に対する運動療法とは?
特に咽頭残留感がある人や、
嚥下圧が問題になる人には、
効果的かもしれません。
かもしれません。
っていうのは、
如何せん、
臨床で口頭指示がしっかりと入る人をみることが少ないので、
実際の効果は、
検証出来てはいないので、
わからないということです。
あくまでも言われているってことなので、
試しにやってみたらいいかも?
レベルで頭の片隅に入れててもらったらいいなと思ってます。
「マサコ・マヌーバー法」とは?
それは、
「マサコ・マヌーバー法」
です。
もしかしたら、
聴いたことがあるかも知れません。
やり方は?
やり方は簡単です。
舌を前方に突き出して舌を軽く噛みます。
そのままの状態で空嚥下をします。
はい、
ただ、これだけです。
この方法によって、
舌の根元を鍛えることが出来ます。
試しに自分でやってみてください。
舌根を使用している感覚があると思います。
効果は?
舌根を使用した飲み込みを、
繰り返し行い、
認識してもらうことで、
運動療法だけでなく、
運動学習にもなります。
そして、使用できるようになってくると、
送り込みや、
嚥下圧が高めていけるため、
しっかりと飲み込めるようになります。
そのため、
咽頭残留物も予防できるようになります。
使えるような人がいれば、
試しにやってみてくださいね!