家族さんにポジショニングについて聴かれることとは?
病院で入院してて、その後施設や自宅に行かれる際に、ちょこちょこ聴かれること。
それがポジショニング。
実際病院では、このクッション使って、こうして、ああしてって、病院側がやっていたりします。
けども、それがいざ退院となると、
セラピストが関われる施設や、訪問での介入があれば、その辺りは診てくれるだろうけど、
そうでない場合、けっこう退院してから悩まれているケースもあったりします。
理由は、
クッションが病院持ちのことが多く、退院後に同じようには当てはまらないこと、
なれていない人からすると難しいこと
があげられます。
ポジショニングは、セラピストが設定しても、その他の職種や家族さんが出来ないと意味をなしません。
でも、他職種や家族さんが出来るようなポジショニングを設定していないために、
訳分からん
と、ポジショニングが疎かになることも少なくないです。
では、どうするか?
分かりやすいように、
見本を提示するのはもちろんのこと、
必要最小限にして、ポジショニングを設定しておくことが求められたり、
目印となるようにクッションの色や柄を変えて、位置を決めておく
などがあげられます。
そもそも、使うクッションの数が多くなると、より複雑化していきますいので、
混乱を招きやすくなります。
また、他のことで聴かれることは、退院に備えて、どんなクッションを購入したらいいですか?って声。
よく、購入にあたって、福祉のパンフレットから購入しようとしたりされますが、
はっきり言って高い!
目的をしっかりと果たしていれば、どんなクッションでもかまわないのです。
特別福祉用でなくても、市販のモノでいくらでも代用はききます。
また、クッションって、探すと少ないですが、枕でもいいわけです。
なので、ニトリとかに行くといろんなクッションや枕があるので、
それを指定して買ってきてもらって、
自宅や施設への退院の際にも、同じようにしてもらえるよう、ポジショニングを作成するってことをすると、
退院後に困ることが少なくなります。
意外と、施設や自宅から、
褥瘡の持ち込みがあったりもしますし、
食事する際のポジショニングも全く定まっていなくて、誤嚥を引き起こす確率の高い姿勢になっていることもあり、ポジショニングだけで改善するケースもあったりします。
意外と大事なポジショニング(シーティング)だったりするので、
しっかりと評価して、継続出来るように努めてみませんか?