【日本人は嚥下障害になりやすい!?】
目次
日本語と外国語の違い
海外の方と日本人では、
言葉の文脈だけでなく、
その使い方が違っています。
では、どう違うのか?
海外の言葉を堪能で流暢に、しゃべられる方なら、その違いがわかるのではないでしょうか?
また、英語や他の言葉を使用したことがある方も、なんとなく気が付くのではないでしょうか?
例えば中国語なら、
発音の仕方で、「あ」でも、
全く違う意味にもなります。
英語だったとしても、
日本人が英語をしゃべる際と、
他の外国の人が英語をしゃべる場合では、発音の仕方が違い、
そこまで流暢に喋れるものでもなかったりします。
では、日本語の違いとしては、どんな要素が絡んできているのか?
一つは、表情筋。
日本語なら、
口を開いたりすることも、
そこまで口の形を作らなくても話せたりします。
あまり表情筋を使わないでも喋れるのが日本語です。
ちなみに、90%は使われていないという報告もあります。
なので、
表現力が外国の人とは違ってたりします。
二つ目は、舌の使い方。
第二言語を学んだことのある方ならわかるかもしれませんが、
舌の使い方が日本語と比べると全然違います。
しっかりとした伝わる発音をしようと思うと、
結構難しいんですよね。
舌を巻いたり、
押し付けたり、
上顎に当てたり、
息の使い方も独特だったりします。
しかし、日本語は、そこまで舌を使わなくても、ある程度発音できます。
ですので、
舌を使ったしゃべりになれているので、
外国の方が日本語をしゃべるとなると、
舌を巻いたような発音になりやすいのです。
知っての通り、発音や構音と嚥下の関係性は深いです。
嚥下のスクリーニング検査でも、
AMSDを使用したりもします。
構音の分野では、
舌が様々な「音」を作りますし、
嚥下の分野では、
咀嚼、送り込み、飲み込みと、舌を使います。
つまり、
発声によって、嚥下も変化させることができます。
運動療法としては?
こういったことから、
唄を歌ってもらうこと、
朗読してもらうのこと、
喋ってもらうこと、
これらは、嚥下を良くしていくために、運動療法として取り入れることが出来ます。
特に、唄に関しては、失語症の方でも、歌えたりします。
使用する脳の機能が違うので、発話が上手く出来なくても、歌えたりします。
また、発声量が上がれば、咳き込みも強くなるので、誤嚥防止にも役立ちます。
嚥下を良くしていく為には、様々な方法がありますが、
沢山しゃべれば良くなる
という、簡単な方法でもあるので、是非取り入れてみてくださいね!