【常識、当たり前を疑え!】
(写真はWikipediaから引用)
今年、日本人でノーベル賞を受賞した
本庶佑(ほんじょたすく)さんをご存知ですか?
目次
ノーベル賞受賞者の言葉に学ぶ
ここ数日テレビでみかけますが、彼はこう言っています。
「常に疑い続けなさい」と。
「教科書はすべてが正しいのではない」と。
この言葉は、私たちセラピスト、医療職においては、
忘れてはならない言葉だと思います。
何故か?
はっきり言いますが、
現代の
「正しい」
とされている
「常識」
「普通」
「あたりまえ」
とされている価値観が役にたつことが少ないことがよくみられます。
普通、
あたりまえ、
が、
逆に有害な場合があります。
多くの人は、
権威の言葉やメディア、
そして、
多数派の意見を
うのみにしていますが。。。
それすら実は間違いだったとしたら??
ある教科書では、
解剖学的にみても、
運動学的にみても、
間違ったことを普通に書かれていたりします。
権威がある人がいっていた、
教科書をうのみにしていた、
それが正しいとしていたら?
そうなったら、
臨床では結果が出ないことにつながり、
疑問を持つと思います。
臨床における結果の出し方
そのため、
臨床においては、
全てのことに
「何故か?」
という、疑問を持ち、
そして、
何故を解決していくために、
自分の頭で考え、
そして、
試して、
変化や反応を見て、
そして、
一つの結論に至ります。
その上で、
再現性があるのか?
が、重要になってきます。
過去に学ぶ
昔は、
嚥下においても、
「姿勢が嚥下に影響すること」
「下肢、体幹が嚥下に影響すること」
なんてことは、ほとんど言われてませんでした。
教授などの権威性のある人達の話は、いつも咽頭中心でした。
また、
徒手療法は、今でこそ流行っており、
オステオパシーやカイロといった技術は、代替医療として、受け付けていませんでした。
むしろ邪道だと。
しかし、
たくさんの方が学び、
そして、
臨床において結果を出していて、
しかも再現性がある。
さらに、
それを伝えてるセミナーが沢山現れ出し、
最終的には、
どっかの権威性のある人がそれをやり出す。
こういったサイクルが、
過去を掘り返すと現れてきます。
二極化の時代
突出したセラピスト、
突出した医療職、
になりたいのであれば、
常識からはみ出さないといけません。
もしも常識の中に浸っていて、突出した人になっているのなら、
世の中優れた人ばかりです。
でも、現実には、二極化していますよね。
さらに、
パレートの法則のように、
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に分かれていきます。
どんな人間になるのか?
は、
あなたの決断次第でいくらでも変わっていきます。
もし、突出した医療職になりたいのであれば、
まず、今行っていることに、
再度疑問を持ち、
そして、一般常識となっていることを疑い、
自分で考え、
そして、
相手をしっかりと診て、
行動を変えていくことが大切です。
今一度、自分の中の
「当たり前」
「常識」
を疑ってみませんか?