【何事も基礎が大切】

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先日、関東でのBasic1、嚥下の基礎を1日で完全に学んでもらうセミナーでした。

目次

内容は、

嚥下5期モデルを解剖学的運動学的生理学的視点で説明し、

且つ、臨床の事例など、実際にあった話を盛りだくさん入れてお伝えしました。

そして、基礎を踏まえた上で、

ST的評価方法

そして、PTOT的視点での評価方法

をお伝えしました。

一般的なSTの評価方法は、ボトムアップでの考え方ですが、

臨床では、身体的側面からも嚥下をとらえていく必要があります。

 

そのため、一般的な評価方法は、PTOTには実際をイメージしにくいですが、

身体的側面から嚥下をとらえることは、どっちかというと得意分野です。

また、STや他職種では、身体的側面から嚥下をとらえることで、検査ベースでの問題点のとらえ方ではなく、臨床レベルでの問題点のとらえ方ができるようになってくると思います。

そして、今回は、PTOTだけでなく、STや歯科衛生士、介護士や栄養士もいらっしゃる、他職種が入り混じっての講義でした。

 

また、経験年数も、1年目から21年目までいらっしゃったので、

いろいろ質問も出ましたし、お互いにアドバイスしあっていることもあり、

楽しい雰囲気が出ていました。

 

ここで、いただいたアンケートの一部を紹介します。

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OT11年目の方

 

施設にSTがいないこともあり、嚥下に課題がある人に対して、どのような視点が必要なのか知りたくて受講しました。

 

知識としても分かっていない中で受けた講義でしたので、基礎から学ぶことができてよかったです。

また、すぐに臨床で使える技術も教えていただき、すぐに実践して、身に着けるようにしたいです。

受講後は、疑問とする部分を見つけやすくなったと思いました。

 

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PT4年目の方

 

家族と話せなくなること、口から物が食べられなくなることを在宅で予防したいと思ったから受講しました。

今まで難しそうというイメージから抵抗があった分野ですが、PTがアプローチしやすい側面と5期を上手く絡めて話をしてくださったので、楽しく学べました。

 

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ST2年目の方

 

回復期病棟で働いているため、姿勢が崩れている方も多く、姿勢について理解できるSTになりたいと思い受講しました。

受講しての感想は、昼からの手技的なところを学べてよかったです。

自分が今まで行ってきた間接的嚥下訓練の内容に革命が起きました。

新たな視点に気づいてよかったです。

 

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PT10年目の方

 

摂食嚥下は今までSTさんに頼っていた分、摂食嚥下に遠ざかり、苦手分野に気づき、少しでも勉強しようと思い参加しました。

摂食嚥下の仕組みや筋の働き、名称は本日初めて知ったことが多く、新鮮でした。実技、座学を通じ、苦手意識が改善されました。

また、摂食嚥下で食事場面だけでなく、PTとしてのリハビリ介入として活かしていくことを知りました。臨床で活かせたらと思います。ありがとうございました。

 

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ST3年目の方

 

嚥下5期モデルや咽頭、舌の筋について復習でき、さらに、嚥下機能にどう作用するのかを学ぶことが出来てよかったです。

実技の時間も十分にあり、わかりにくいときは、先生方に直接教えていただき、より理解しやすかったです。

ただ筋を触るのではなく、基礎を知り、根拠を持って触れることが出来そうだと思いました。

 

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と、一部ですが、紹介させていただきました。

満席だったこともあり、たくさんのアンケートでコメントをいただきました。

 

受講いただき、感想も丁寧に書いていただき、本当にありがとうございます。

実は、このセミナーを開催して、早7年がたっています。

このセミナーを開催して、早7年がたっています。

受講者数は、このセミナーだけで500人に達そうとしています。

 

開催のたびに感想をいただき、その都度ブラッシュアップされてきた内容ですので、

お伝えする内容が常にUp Dateされています。

結果、どんな職種が参加されても、基礎から理解が深まり、また、知っている人でも気づきがあり、新たな発見があります。

 

自分自身がPTであることから、

ちょっとPT目線ではあるものの、

基本的なSTの知識は、そこらのSTよりも持ち合わせて臨床を行っていますので、

だいたいの質問には答えることが出来ますし、

わからないことは、わからないとはっきり言います。

 

これは、お手伝いいただいているインストラクターの方も同じく、

共に研鑽していっていますし、臨床も積まれています。

ですので、講師陣以外でも、

質問をしてもらっても、その都度、解決できるんです。

 

そして、今回の基礎をブラッシュアップしていくことで、

より臨床力が高まってきますし、これから開催するBasic2からの技術が活きてきます。

講座でもお伝えしましたが、

 

嚥下の臨床力をあげることは、

ST的検査の精度を上げること、

身体的側面を含めて嚥下の問題点をとらえること

です。

 

理由としては、

検査精度を上げることは、

命令嚥下と、自由嚥下の違いがあることを理解し、問題点を考えられるようになることが挙げられます。

また、ST的検査だけでは、問題点が限局過ぎてしまい、全体を捉えられていないので患者さんをよくすることが出来ないからです。

 

と、少し長くなってしまいましたが、

基礎の上に、技術がのっかってきます。

 

つまり、基礎がしっかりとしている人ほど、その後の技術もたくさん載ってきますし、大きく臨床も伸びてきます。

 

何事も基礎が大事ですので、再度、見直してみてくださいね。

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